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・キウイフルーツの小枝を使った素敵なマイボールペンはいかがですか。
キウイフルーツの枝は、芯部分がストロー状をしています。中は竹の節のように軟質の間仕切りがあって、その中に木の栄養分(樹液)がたっぷり入っています。
ボールペンを作るとき、ここの部分を綺麗に掃除して筒の中をよく乾かし、ボールペン芯を通して作ります。
・ボールペンの芯はビニール製のものを使いました。キウイフルーツの枝がすこし曲がっていても大丈夫です。
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やさしさ度 ★★★★★
使える 度 ★★★★★
組立て時間 20分〜
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| ・下中写真は、3種類のボールペンを作ってみました。太い枝のボールペンは握り(クリップ)が利いて使い勝手抜群です。
真ん中のは、表皮部分を全部剥ぎ取ったものです。これはこれでなかなか味のある作品に仕上がりました。
下のは、曲がった形が妙に手になじみ、書きやすいボールペンのひとつです。 |
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・大人に人気のボールペンは、木の質感を楽しめる素朴なものが好まれます。
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・その他、子どもたちが想い思いでデコレートした作品がいっぱい出来上がりました。
・右写真はボールペンではありません。素材を生かしたアイデアの携帯ストラップです。
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★ワンポイントアドバイス
●作り方
作り方は自由ですが、ボールペンの頭(書くほう)の部分を鉛筆みたいにナイフで削りとったほうがカッコよく仕上がります。でも小学校低学年生のカッタナイフの使用は危険ですのでナイフを使わずに紙ヤスリでそれらしく形を整える方が無難です。
・キウイフルーツの枝の穴径が大きすぎてボールペン芯がキッチリ固定できないときは、隙間に木粘土・紙粘土などを詰め込んで調整しました。またボルペンの先にウッドピースを付けて固定するやり方もあります(上写真参照)。
●材料
・キウイフルーツの小枝
【余談】厳密に言えば幹と枝と茎と蔓(つる)の部分は見た目がハッキリ分かれています。今回のボールペンづくりには、枝と茎の部分を使いました。筒状の穴の径は、外径(表皮部分の直径)に正比例していませんでした。やはり自然界のものです。かなり個体差がありますが、おおざっぱに分けると、幹・茎・枝・蔓の外径が太い方が穴径は小さく、外径が細い方が穴径は大きかったです。蔓の部分が特に大きい。これは、急速に成長するために必要な養分を運ぶハイプとして自然界植物の特徴でしょうか。
・ボールペン芯
インクホルダー部分がビニール製のもの。一本50円くらい。
厳密に言えばノック式用でないものがベスト。ノック式用芯の外側にバネが止まるようにボッチがついていて、これが小枝に芯を通すとき邪魔でした。ので紙やスリで取り除きました。
【余談】\100ショップで買えば一本10円くらいで手に入りますが、数本に一本はインキの出が悪いものが混じっていました。せっかく心を込めて作ったマイボールペンが途中で書けなくなると本当にガッカリしてしまいます。
●必要な工具類。
・ノコギリ ・電動ドリル(手動式可) ・キリ(千枚通し)
●必要な道具。
・木工用速乾ボンド
瞬間接着剤を使うほうが早くて綺麗に仕上がりますが、細かい作業ですので小学生の場合、指と指をくっつけてしまう危険性があります。
●その他
・紙ヤスリ・ハサミ・カッターナイフ
・お好みによりウッドビーズ大小、染め麻糸、ガラスビーズ、クリアファイ
ル、ジルフェルト、竹ヒゴ、サインペン
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